私立藜川学園について
私立藜川学園について
幼・小・中・高・大と、まとめて面倒を見てくれる、一貫男子校の、所謂お坊ちゃま学校(ただし桁外れの)。
幼・小・中は、寮生活か自宅から通学か選択でき、高は全員寮生活。大は寮生活か一人暮らしのどちらかである。(つまり、上手くやれば三歳から二十二歳までの十九年間、学園という箱庭の中に生徒を囲う事も出来る。)
坊ちゃんの極みを行くのでものすごく頭がいい。
寮は快適で自由度が高く、遊技場も充実、ゲーセン紛いもある。ネット環境も最高だが、みんな上手なネットの使い方しかしないので、廃人は居ないし、皆SNSと上手にお付き合いしてる。
因みに幼小中高で全部制服が変わる。
幼等部から高等部までは一括で同じ敷地内にあるため、学園の敷地がまず広大。もうただただ広い。すぐ側が海で、背後にまたすぐなだらかな山、と言った立地で、寮はだいぶ山の奥の方にある。
私立藜川学園の寮について
寮の建物は山の斜面に建っているので、なかなか中の構造が分かりにくいと評判。ぱっと見はものすごい豪勢なホテル。エントランスは一つで、幼等部の児童も高等部の生徒もみな同じ玄関から帰ってくる。そこからそれぞれ幼等部棟、小等部棟、中等部棟……、と別れていく。
基本自分の生活している棟以外の棟には立ち入れない(親族を除く)。
幼等部・初等部は、数名の寮監督が十数名の寮生の面倒を見る、施設のような寮体制。
中学部・高等部・大学部は、三人から四人ほどの共同部屋で、ルームメイト同士、協力して生活していく。各部屋キッチン、風呂、トイレ、洗濯機完備で、個室はないが居間が広い。基本食事は日に三回食堂で(棟別)。それでも足りないやつらは自腹を切って購買で材料を買って、自室で料理することもある。購買は食料から日用品、家具etc.何でも揃う。長期休みは、基本寮生皆が帰省してしまい、食堂が閉まるので、帰省しない生徒は料理が出来る(ようになってしまう)。
因みに、高等部の寮部屋は一年生の時のクラスの出席番号順で三人ずつ振り分けられる。小野と角田と佐川は何の因果か三人で同室になった。